社長のつぶやき✍Vol.2 『いつも温厚な洗浄屋さん』
スタッフ日記
10年前くらいの話です。
『専務! 防水工が足りません!!』
と、柏市の某現場から携帯に連絡が入りました。
うちの代理人に聞けば下地数量の増加や、雨の影響や何やらで防水の工期を2週間縮める様に元請の所長に指示されたそうです。
慌てて現場に訪れ、工程会議に出席しました。
しかし工程の話もそこそこに、元請の所長が話し始めます。
『オートロックは住民さん専用だよね? さっき防水屋の外人が住民さんの後についてオートロック入っててたよ! どーなってんの!? 現場退場させてね😡!!』
大ピンチです。
それじゃなくても人が足りずに手伝いに来たのに、1人減ったら、、、。 もはやパニックです。
あれ?でもその防水の職人さんは日本語も上手で、いつも笑顔で住民さんや私達に挨拶をしてくれる見本の様な方でした。
現場のルールを守らない様な人じゃないんです。
私が言葉失ってると、隣で洗浄の職長さんが怒りの狼煙をあげます。
いつも温厚で怒ってるところを見たことのないのに凄い口調です。
『所長それはおかしいんじゃないんですか? 何で入ったか知らないですけど、急にそれで退場になるんですか? 外人だからダメなんですか?』
こっちはヒヤヒヤです。
なんとかその場をしのぎ、防水屋さんに話を聞くと、
どうやらいつも小話をされる住民さんの様で『ついでだから入りなさい。』と促されたそうです。
工程会議でうちの防水の職人さんを守れなかった自分に反省しました。
洗浄の職人さんかっこよかったなぁ。
現在、防水の職人さんは母国で家族と幸せに暮らしてるそうです。
洗浄の職人さんは現在地元の大阪でタクシードライバーをしてます。
ステキな人達が建設業から去ってくのは辛いなぁー。
でも、久しぶりに会えました♡
吉村さん
再会の記念にパシャリ📷✨