社長のつぶやき✍『車と職人さん』
スタッフ日記
もう15年ほど前になるでしょうか。
私が現場監督をしていた時の話です。
普段何気なく仕事をしていると気づかないのですが、
ある日、現場で協力業社さんの車から荷下ろしを手伝っている時の事です。
トランクを開けると材料の一斗缶が手前側一列に並んでいました。
その後ろには、棚や引き出しが手作りで増設されています。
普段使う道具は取りやすい場所に、そして何より整理整頓がされていました。
この車を運転する職人さんは防水屋さんです。
一言で防水屋さんと言っても多岐に渡る工法があります。
現場ではいつもたくさんの道具を使います。
工法や工程によって、違う材料や道具で仕事をします。
いつも段取り良く、工程に合わせて仕事をしてくれる理由がこの車を見てわかりました。
東北出身の少し口の悪い職人さん。
もう引退してしまったけど、その人の分身のような車、そのものでした。
少し古びていて小さい車だったけど、大切に扱われいて、いぶし銀のかっこよさがそこにはありました。
みなさんは誰のことだかわかりましたか?